オルゴールミュージアム 2014.11.7 Part4
■DATA
オルゴールと言うと、手のひらに乗る小さいサイズの物をイメージするけど、ここにあるものはとても大きい。
棚ぐらいあるような、とても大きな物で、普通の家具みたいに感じますね。
これが、オルゴール?
昔だから、大きかった?
レコード年表 レコードって、あんまり使ったこと無いな 良い思い出が無い・・
大須とか行くと、未だにレコード売ってたりするけど、原始人みたいな人多いの?
全部、古いのかなと見ていくと、1990年代とか最近の物もあるじゃないですか。
外見は、アンティーク風だけど・・(汗
並ぶ数々のオルゴール 全て職人の手作りで、数百万とか数千万? 富豪、貴族、あるいは酒場、ホテルなどで使われてたとか
競馬ができるディスクオルゴール 不謹慎な( ̄△ ̄)
酒を飲みながら競馬って、クズだね( ̄△ ̄)
こんなに大きくても、動力はぜんまい。
手で回して聴くのか。
ディスク状のオルゴールが入った、ディスク式のオルゴール ブレたな(汗
これも、100年前のオルゴール
この穴がいっぱいあいたのが、ディスク 交換可能で何曲も聴くことができる
ディスク型と呼ばれる、金属でできたディスク盤がはまったようなオルゴールがありました。
レコードみたい・・。
ダブルディスク! Wラジカセの原型?! 同じ曲をWで再生するので、音の広がりがあるとか
なんと、10年前 最新式?
この後、何度か実演会を見学したのですが、そのたびに色んな説明があり謎が解けていきました。
展示物を見るだけだと、面白みに欠けるけど、実演会を見ればより楽しめる趣向か。
これはいいかも。
印象に残ったシリンダーオルゴール 名家にあったものだけど、売却されるときに恥だからと、家紋を削り取られたとか
一番古い1880年! 引き出しに、他の曲のシリンダーが入ってる
オルゴールが作られる前の時代は、音楽を聴こうと思ったら、楽器を演奏する"生"しかなかった。
そこで、何とかして自動で音楽が聴けないものかと、発明、開発されたのがオルゴールみたい。
当時は、オルゴールを作るのは大変な作業で、お金もかかる。
そのため、オルゴールが自宅にあるのは貴族とか、大金持ちぐらいで、とても庶民が手にするものではなかったそうです。
家1件買えるぐらいの金額だったとか・・。
家と言っても、建売住宅もあれば、中世のような貴族の家まであるけど、いくらだったんだろう?
世界に一つだけの花のディスクオルゴール 今でも、作られて居るみたい
プレーヤーは、100年前の古いのだけどね ディスクの規格さえ合えば、時代関係なく再生可能
時代が進むのにつれて、一般の家庭用のもできて普及し始める。
しかし、エジソンが蓄音機を発明し、レコードが普及してくるとオルゴールは衰退・・。
とどめが、世界大恐慌、第二次世界大戦・・。
材料の確保が難しくなるし、戦争では、音楽どころではありませんからね。
演奏会で出てきた、日本のからくり人形 中に砂が入っていて、砂の落下が動力となってる
一方、同じ時代のヨーロッパでは、楽器を弾くピエロの精巧なオートマタが作られていた(汗
演奏会で使われるモニター オルゴールの中など、見にくいところを映し出してくれる 後ろの席でも安心!
さらには、オルゴールだけでは寂しいと、実際の楽器を自動演奏する機械が開発され、オルゴールの再生機は姿を消していく・・。
ちなみに、楽器の自動演奏機も何台か、展示されています。
この楽器の自動演奏機は、とてもすごい。
オルゴールの原理はネコでも理解できるけど、自動演奏機の原理は何度か聞いたけど理解できませんでした。
なんで?(汗
バンジョーがメインの自動演奏機
これまた新しい これはレプリカ?
オーケストラみたいだから、オーケストリオン?
演奏機の中に、ふいごがあって、空気を送る。
ふいごと楽器の間には、それぞれチューブがあって、空気のON/OFで演奏したりしなかったり。
それらのプログラムが、紙テープみたいなスコアに穴が開けられてて、その穴の大きさによって空気の量が調整されて
演奏しているそうです。
穴の大きさで、そこまでの制御ができるの?
自動演奏機
足下に太鼓と、真ん中にスコアが記録された紙ロール 終わると自動的に巻き戻す!
今でも現役?
打楽器のように、ただ単に叩けば良いものならともかく、バンジョーとかピアノ、オルガンまでありますからね。
かなり複雑な演奏も、あるのにちゃんと演奏してくれる。
すごいなあ・・。
これらの自動演奏機は、アメリカの酒場やホテル、駅などに設置されてたそうです。
有料サービスで、コインを入れて1曲か2曲聞いてたとか。
禁酒法時代のものもあるそうで、時代を感じますね。
今の日本も禁酒法作れば、良いのにね(^Д^)
手押し車がついたストリートオルガン 手回しハンドルを回すと演奏される これを街角で演奏してお金を貰ってたらしい
なんと、今でも作られ、使われているらしい 日本でもあるのかな?
オルガンというと、保育園の頃からあったけど、歴史があったんだね 懐かしい音がするわけだ
ちなみに、このコイン。
実演会で、私も入れさせてもらうことができました。
1回の実演会で、一人しかできないので中々貴重。
渡されたときに見たけど、外国の小さなコインでした。
当時のお金だと思うけど、当時のお酒一杯分の料金だったらしい。
お酒飲まないから分からないけど、100円では飲めないだろうから、500円程度なんでしょうか?
黒人の人形付き なんと人形も動くけど、右手が狂ったように動いて怖かった(゜´Д`゜)
人形は後付け?
今では、こういう機械、一切見ないから珍しく思いますね。
私は見たこと無いけど、ジュークボックスというのが、これらに相当するのでしょうか?
ストリートオルガンと帽子 この帽子にお金を入れて貰ってた 私も勤務中は帽子被ってるから、入れて欲しいね( ̄∇ ̄|||)
紙テープのスコア これで音が制御されるなんて不思議だ・・ 各列でドレミになってるのかな?
オルゴールに話しは戻しますが、今でも家庭用のオルゴール再生機は作られてて、販売されてるみたい。
欧米がメインだけど、日本でも作られてるそうですよ。
自宅に、こんなものがあったら、お金持ちだな・・。
値段は言えないけど、高い車が買える金額らしい。
高い車って?
400万でも私からしたら高いけど、1000万、数千万、1億円の車までありますからね。
いくらなんだろう?
新しい日本の家庭用オルゴール
数百万もするものが、"一般"家庭用なの?(汗 "富豪用"として販売だな( ̄。 ̄;)
レコードの原型となった、ディスク型のオルゴール。
100年前にできたものですが、今でも再生機が作られているから、規格さえあえば昔のディスクでも再生できるそうです。
1世紀にわたって聞かれる曲、音楽ってすごいですね。
今のCD、音楽配信なんて言っても、10年、20年のレベルだし、全世界で聞かれることはなく、各国それぞれだけで聴かれて、マイナーなまま消えていく・・。
個人的に感動したというと大げさだけど、感傷的になったのは、ピアノの自動演奏機。
こちらも、紙テープ?に記録された演奏を、自動的に演奏してくれるという物だけど、この演奏がすごい。
リプロデューシングというらしい・・ 裕福な階層で人気とは・・
自動演奏するピアノ 勝手にキーが動いて怖い!!(汗
20年間しか作られていないとは、需要はあまりなかった?
レコード、カセット、CDにしても、記録するのは"音"
しかし、この自動演奏の紙テープに記録されているのは、"演奏方法"
当時、世界的有名な演奏者が演奏した物を記録したもので、忠実にその演奏法を再現してくれる。
これは、今の物と次元が違う素晴らしさが、あるんじゃないのか。
時代を超えて、演奏方法が再現される。
ただ録音されたものではなく、数百年前の有名な演奏者が弾いたのと、同じ演奏だと思うと感慨深くなる。
音楽に興味の無い私が見ても、そう思うんだから、ピアノとかやってる人が見たら、もっと感銘を受けるのかもしれませんね。