箱根 二日目 2016.5.24 Part2
■DATA
■第二展望台
第二展望台の説明 ここがあの湧水!!
芝生広場を横目に見つつ、階段を下りた所にあるのが、第二展望台。
展望台というからには、上にあると思ってたので意外ですね。
Map 大分見終わったな
柿田川にいる生物 猫はいないの? ごはんの小鳥もいるし・・
下に降りて行くと、三脚を立てたまま、ぼーっと突っ立てる老人が一人・・。
湧水ぽいものはなく、柿田川が見えるだけ。
老人の所から、見えるのかな?
ずっと居座ってて、邪魔なんですが・・( ̄◇ ̄;)
第二展望台 真ん中のぽっこり出ている所が、湧水を見る所
じいさんが立つ辺りから見える風景 湧水は?
何も見えないじゃないかと思ってたら、でっぱりがある所を見つけました。
なんで、突き出てるんだろう?
そこに立つと・・。
これだ!! しかし、反射がキツい・・(;´д`)
ぼこぼこと出てる砂煙みたいなのが、湧き出てる水!
ピントが水面に合ってしまうし、難しい・・
本等で紹介されている、ターコイズブルーの湧水が現れました!
奇麗、神秘的!
、、、うーん、でもイメージより小さいな。
やはり雑誌等では、脚色、加工されてたか(汗
昔は、あのパイプみたいな棒から、吸い上げてたのだろうか?
緑とブルー あまりにも明度の差があるため、肝心の湧水は写らなかったけど(汗
ものすごく奇麗なブルーだけど、日の光が反射しているため、明暗差が激しい。
露出をどちらかに合わせると、片方は写らない訳で、これは難しい・・。
場所を少し変えると、反射が無くなった! しかし微妙に角度が悪くて構図がとれず・・(;´д`)
足場が限られるので、移動して色んな構図を試そうとしても、それも限られてしまう。
雑誌とかの定番の写真、どこからどんな風に撮ったんだろう?
たかだかブルーの湧水が1つあるだけなんだけど、少し手もイメージに近づける様に、何十枚と撮影。
下手な鉄砲も、数打ちゃ当たる!
デジカメのいいところですね(汗
普通に撮ると、反射してしまって、こんな状態・・
老人と、ずっと二人きりってのも嫌だから、切り上げて進むか。
この間、老人は1枚も撮らずに、突っ立ったまま。
何を狙ってるんだろう?
野鳥?
■第一展望台
ガイドさん?が居る第一展望台
上に上がり、広場を横切って進む。
さっきよりも人間の親子が増えてて、子供と遊んでました。
いーなー。
私も、娘達を連れて来たいけど、猫の親子は人間とは違いますからね。
公園の水遊び場 帰りには、人間がさらに増えていた
第一展望台は、一番遠いというか、ポツンと離れている。
歩いた分、第二展望台よりも凄いといいのですが。
第一展望台の解説
階段を降りて、やっと到着。
しかし、川が見えるだけで湧水が無い?!(;´д`)
数々の賞をもらっている!
係員と思われる、一人のおじいさんが佇んでいて、傍らには数字の書かれた色んな物が・・。
商売している?!
商売をしている?!
実は、このおじいさんはガイドさんというか、柿田湧水を蘇らせたグループのリーダー。
とても凄い御仁です。
第一展望台からの眺め 柿田川の源流
人が集まると、勝手に?ガイドを始めました。
最初は、普通にボランティアガイドなんだろうなあと思う程度で下が、話の中盤から流れが変わる。
説明に聞き入る観光客
ここは柿田川の出発点。
富士山からの雪解け水が豊富に、溢れ出て来るところ。
毎秒、ドラム缶70本分の水が出ているそうで、富士山の下には琵琶湖サイズの水瓶があって、そこから毎年
雪解け水が出て来るそうです。
棒が立っている所が、柿田川の始まり!
水質は世界一なんだっけ?
その豊富で奇麗な水に目をつけた、悪徳企業がここにやってくると状況は一変する・・。
あちこちに、湧き出てる湧水がある! ここも色が奇麗だ
今では、奇麗な湧水で世界的にも有名だけど、40年前は生物も住んでいないヘドロの川。
工業廃棄物が捨てられ、毎日苛性ソーダ、石炭の燃えかすが垂れ流し・・。
公害が全国的に問題になってた、時代か・・。
柿田川周辺に居る動物 イタチにタヌキ!
そこで、立ち上がったのがこのおじいさん達。
工場移転運動を展開し、10年間、工場と戦ってやっと出て行く事に。
ところが、川は汚染されたまま放置されていて、どうにもならない。
雑誌にも紹介? 機関誌?
詳細が語られている
行政に奇麗にする様に頼み込むも、大きな税収となってた大企業を立ち退かせたので、怒って取り合わず。
なんちゅう、自治体だ。
誰の為のサービスをして、存在しているんだ?
公務員は(-_-メ)
脱原発!! 欲を生み出し、害を出す施設は作るな!
皮肉な物で、環境破壊、公害をもたらす反面、地域の活性化に貢献する大工場。
仕事と収入を提供し、税収もあり、生活の基盤ともなる。
このあたりが原発も含め、公害等の問題の難しい所ですよね。
経済活動をするのはいいとしても、最低限のマナーというか、環境やまわりのことを考えたルール造りは必要であり
その範囲の中で、経済活動をすればいい。
しかし、企業は利益優先だから、無駄なコストとなる環境設備にはお金をかけたがらない。
当時は、とくにそういった倫理が無かったのでしょうか・・。
ヘドロ川だった時の当時の写真も、見てみたいね・・ 40年前だと白黒写真か?
工場が立ち退いたものの、町も県も何もしてくれない。
そこで募金を集めたり、私財を出し合い、船を作ってヘドロを回収。
その活動を続けて25年・・。
やっと、生物が住み始め、現在の形になったとか。
闘争10年、回復に25年。
ものすごい年月、労力、費用ですよ。
そのおかげで、今の柿田湧水群があり、こうして観光も出来る。
素晴らしい人だ!
この奇麗な色の水を守るべき!
せっかく復活させた柿田湧水群ですが、このまま放置?していては、また汚染されるかもしれない。
アテにできない、、、浴の皮がつっぱった静岡県と町ですから・・(-_-メ)
柿田川まわりの私有地を、買い占める事にしたそうです。
スケールがデカい!!
その甲斐あって、85%の買収は完了。
この公園は、このおじいさんの土地?!
私有地なの?!
なんと水中の水草! 透明度が高くて、水中とは思えないね ちなみに花が咲くそうだけど、中性の水でないと咲かなくて、咲くのはここだけ!
あと残り15%の土地だけですが、お金が足りないので募金をお願いしますと・・。
、、、ねこちゃ村の様に安い土地ではないから、数億円だとか・・(;´д`)
募金程度で、どうにかなるものなの?!
この話に大半の人が感動し、次々と募金箱にお金を入れてました。
すごいなあ・・。
募金宜しく!
変な話、柿田湧水群よりも、この方の活動の方に感動し、来て良かったと思いましたね。
地元を守るため、巨大企業、県、町と戦って来た人達。
一生を捧げたと言っても、過言ではないでしょう。
素晴らしい!
募金するのは好きじゃないので、観光パンフレットを購入。
この数百円のお金が、柿田湧水群の未来に、使われる様に・・。
購入!
買ったパンフより 柿田川の歴史が深い!
こちらは自然保護活動 あのサファリパーク建設反対もあったんだ!
駐車場に戻る時に発見 隣町の消防団じゃないか(;´д`)
観光も終え、岐阜に向けて走ります。
、、、その前に、沼津港で食事するぞ!