唐人お吉記念館 2016.9.28 Part3

  ■DATA

しかし、ネットのWikiでは話が全く違うんですよ。

ハリスが体を壊し、看護が必要となった。

そこでアメリカ側は、幕府に対して看護婦を送って欲しいと要請したが、当時の日本には看護婦の概念が無かったため

幕府は娼婦でも欲しいのかと勘違いをし、下田一の芸者と言われてた、お吉さんを選び無理矢理、ハリスの元へ送ったことに

なってました。

Wikiの方がリアリティあって、私はこちらを信じるかな・・。

 

お吉の舞台や演劇関係の物も・・

 

何よりも正確な記録が存在せず、すべてが口伝によるもの。

しかも始末の悪い事に、後年作られた芝居や映画、小説等の創作物のせいで、どれが史実なのか作り話なのか混同してしまい

事実は闇の中へ・・。

表現の自由って、一体、なんなんだ( ̄◇ ̄;)

 

演劇のポスター 悪名高い企業がスポンサー?( ̄◇ ̄;) コナミ、トヨタ、TBSはアカンだろ・・

 

特に故人に関する事を、勝手に物語にするのは倫理的にどうかと思う。

人は死んだら権利を失うから、法律上は、物語等を勝手に作る権利はある。

しかし、たとえ良い話であろうとも、その人の人生について間違った情報を与える訳で、事実をま曲げ、その人の人格、人生すら

曲げてしまうことになる。

これって、亡くなったとは言え、その人に対して失礼じゃないのか?

 

他にもいっぱいポスターが有る

 

ここには演劇や映画で使われた、ポスターやらの資料が多数、展示されていたけど憤りを強く感じた。

お吉さんの人生を果無んで、同情しての事だろうけど、事実のみを淡々とやればいいのに、脚色してあることないこと勝手に作り

一般の人に間違ったイメージ、情報を与えるってどうなんだ?

人として最低じゃないのか?

芸能関係者を軽蔑する!(-_-メ)

 

坂東玉三郎って有名な人? 板東英二なら知ってるが・・

 

こちらも舞台か 全てが御涙頂戴の脚本になっているだろうから、事実とは異なるのだろう・・

 

印象的だったのが、見学者の人達が、お吉さんはハリスと寝たから激しい迫害を受けたんだねと言っていたけど

その事実はあるのか、無いのか分かりません。

この記念館には一言も、ハリスとエロい事をしたとは書いてません。

おそらく、お吉さんをテーマにした、いづれかの作品をそのまま信じて、そう思い込んだんでしょうね。

 

オマケ お吉の生誕地 内海の紹介! 私の幼少時の思い出の地で生まれたとは! 不思議な縁を感じる

 

いつから、この像が建っていたんだろう? 見た事無いな・・

 

亡くなった後も、事実とは違う事を後世の人達にふきこまれ、同情というなの迫害を受ける・・・。

小説家にしろ、映画関係者にしろ、死罪に値する!!(`Д´#)

 

ここで生まれた! 私有地にも見えるが・・

 

Map 私が泳いでたのは、恐らく東浜海水浴場だと思われる 像がある浜は花火大会を見に歩いたな・・

 

■お吉さんショー

お墓の前で語られる、お吉の悲しい物語・・

 

資料を見ていたら、係員の方に声をかけられました。

なんだろう?

話を聞いてみると、これから外で、ボランティアの方の語り部が始まるとか。

良かったらどうぞだって。

 

さっきのお吉さんのお墓の前に行くと、数人すでに集まってました。

よし、イスに座って話を聞くか。

 

 おばちゃんがボランティアガイドを進んでしているらしく、お吉さんの話をしているそうです。

口コミにも書いてあったけど、これが中々いいそうで、涙を流す人もいるんだとか・・。

さて、どんな話が聞けるかな?

 

楽しみにし過ぎていた事も有るけど、うーん、唸る感じでしたね。

感動どころか、本当の話なんだろうか?と思ってしまいました。

私は血も涙も無い?!

 

お吉さんの生い立ちから始まり、ハリスとの出会い、その後、下田に戻って来てからの晩年・・。

なんかリアリティがなくて、いかにも御涙頂戴風に脚色したような話に、聞こえてしまうんですよ。

子供が聞いて感動するならともかく、いい大人が聞いて信じる人が居るのだろうか。

 

この後で見る部屋にあった説明 恐らく、この話が元になってる

 

この当時の日本人のモラルの無さは・・ 震災の中、強盗、強姦が跋扈って中国やアメリカの事を笑えんな( ̄◇ ̄;)

 

お吉をお金のために捨てた鶴松 こんな男と一緒になっても先は見えていただろうに・・ 女性は性のはけ口?!(;´д`)

 

結論を先に書くと、お吉さんは男運が無さ過ぎると感じました。

お吉さんとは不思議な縁を感じるけど、愛知県の内海出身。

私が幼少時に遊びに行ってた海ですよ!

記念碑が内海にあるらしいけど、泳いでた浜のスグ近く!

 

鬼畜ハリスと関係をもってしまったお吉 ホステスって何? 様はあの女とエッチしたいからよこせ!ってこと?

 

幕府の手先、伊佐によって、まんまと乗せられた鶴松  ハリスの心が和みって、お吉を性のはけ口にしたからスッキリしてただけじゃないのか?

 

静岡がお茶で有名になったのは、お吉のおかげ?!

 

その内海から、この下田に一家で引っ越して来るけど、いきなり養子に出されてしまうお吉。

そこで芸者になるわけですが、どうして養子にされてしまったのか話は一切、でてきません。

親に捨てられた?!

 

そして、幼なじみであった、下田の船大工であった鶴松と許嫁になるものの、ハリスが見初めたから鶴松と別れて

ハリスのもとへ行けと幕府から言われる。

当然、断っていたが、幕府の役人が鶴松に手を伸ばし、お吉を捨てて江戸に行けば武士にしてやるとそそのかそうとする。

普通なら断って、お吉さんを取る所を鶴松は、迷いも無くお吉を捨てる・・。

 

鶴松に捨てられたお吉さんは、ハリスの元へ行くがハリスはハリスでそのままアメリカへ帰ってしまう。

その後は知られた様に、下田の人達に酷い迫害を受ける事になる・・。

 

ハリスを看護した話 Wikiではこの看護のために看護婦を出してくれというキッカケだったが・・

 

性のはけ口にされた上、看病する物だろうか・・ ハリスにはお供が居る訳だし、この話は信憑性に欠けると感じる

 

牛乳がご禁制? 専売品ってこと?

 

お吉は、ハリスの何だっただろうか?

看護婦?妾?恋人?ただの召使い?

ハリスのもとに居た期間すら、バラバラで3日だったり三ヶ月だったり。

もう謎だらけ・・。

 

語り部さんの話に戻るけど、語り部さんの話では、お吉さんはハリスも鶴松も愛してたという。

、、、本当かねえ・・。

許嫁だったのに、欲に釣られて捨てていった男だよ?

恨むのが普通じゃないのか?

その後、横浜で同棲した物の、案の定別れているしね。

 

ましてや、語り部さんの設定では、お吉さんは気が強いそうだし、そんな女性が一人の男に執着するとは思えません。

ハリスとの関係にしても、いづれにしても短期間だし、体の関係はあったかもしれないけど、恋愛にはならなかっただろう。

お吉さんが、ハリスを想う事はありえない。

ちなみに歳はハリスが51歳、お吉さんが17歳とか女子高生の年代。

この歳の差で恋愛は、、、ないでしょ( ̄◇ ̄;)

 

こんなかんじで、語り部さんの話はリアリティにかけるものばかり。

いかに、御涙頂戴にさせるか話を作ったのが、見え見えなんですよね・・。

もっと上手く、話を作らなきゃ・・( ̄◇ ̄;)

 

ハリスのもとを去ってからは、横浜とか各地で芸者をしていたけど、何故かフラリと下田に戻って来る。

そこでは、床屋さんや居酒屋をやったりするも、下田の人達に邪魔され、評判を落とされて廃業することに・・。

やはり、それがキッカケで自殺?

 

美容師開業! こちらも最初は大成功するが、妬まれ続けて終わる・・ 下田の人達の外道具合がよく分かる・・

 

手が腐って髪の毛が抜ける、、、なんて信じるバカが居るのか・・( ̄◇ ̄;) 恐らく、お吉美容院に行くと虐められるんだろうな・・

 

ここでも語り部さんの話では、おかしなところがでてくる。

お吉さんが路頭に迷い、浮浪者しているときに、ハリスのもとへお吉さんを送る為に鶴松を裏切らせた役人が出て来て

お吉はハリスとエロい事をしていない宣言を、公然の面々で公表し、濡れ衣をはぎ取ったとか。

 

この後行く、安直楼の話 当時の下田港って、相当治安が悪いスラム街だったことが分かる話だな・・ 無職、博打、ボッタクリ・・

 

最後はヤケ酒を飲んで、二年で廃業・・ その後はお寿司屋さんが買い取り、100年を越す繁盛に・・

 

それなら、めでたしめでたしで、自殺する必要がないのに、その後に自殺。

、、、話の流れ的におかしいし、どういうことなんだ?

しかも、自分の任務の為なら、非人道的な事も厭わない役人が、後から改心して、お吉さんのことを気にかけるのもおかしい。

作り話か?( ̄◇ ̄;)

 

お吉狂う!! 酒乱の結果、脳梗塞で半身不随に・・ この時代に脳梗塞やってはどうにもならんだろう・・

 

どうして、お吉を知る人が多い下田に戻ったのだろうか? こんな時代だし、少し離れた土地に行けば良かっただろうに

 

自殺直前の転落生活は、凄い物が有るな・・ そりゃ自殺も止む無しか

 

自殺する直前のお吉さんは、雨が降る中、両親、鶴松、ハリスの事を思い出し、踊りを踊って最後を迎えたそうだけど

全員恨みを抱いているのに、懐かしがったりするのだろうか?

全てを美化しようとしているのが、ありありとしてて白けてしまう。

 

孤独地獄・・ 人生転落のキッカケを作った役人 伊佐のエピソード

 

元々は、お吉を妾として欲しいのを隠して、表向きは"看護婦として"としたのだろうか? これが真実? さっきの話と矛盾が生じている・・

 

悪い奴程長生きか? 本当に悔悟したのだろうか? いくらでも助ける事は出来たと思うが・・

 

本当の事は分からないにしても、男と女の話以上に愛憎のドロドロとした、醜い話が"唐人お吉"の真実ではないだろうか?

女性一人を人身供養に出した幕府。

子供を捨てた両親。

欲につられて許嫁を捨てた鶴松。

女性をもてあそんだ?ハリス。

そして、散々、迫害し虐めた下田の人々。

登場人物、全員ロクデモない。

唯一、お吉の亡がらを弔った、このお寺のお坊さんだけが、人の心を持っていた・・。

 

そして最後は自殺へ・・

 

出て行けと言った、寺の住職 助ける立場じゃないのか?

 

遺体が見せ物に・・ 放置されたのは、差別というより、身寄りが無くて引き取り手が無かったためか

 

とてもじゃないが、感動できる話ではない。

これのどこが感動するのだろうか?

後世の物語を作った人、舞台の役者、映画監督、そいつらもまとめてロクデナシですよ。

 

死後の話 この宝福寺へと・・

 

無関係の人の骨を、自分の家の墓に合肥するなんて、よっぽどの良い人だな こういう人と早く出会っていれば・・

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