最後のツーリング 2008.9.8 Part6 

目的地 寝覚の床

ルート

自宅 - 市道 - 国道303号線 - 国道157号線 - 県道23号線 - 国道21号線 - 国道41号線 - 

道の駅 ロックガーデン - 国道41号線 - 道の駅 美濃白川 - 国道41号線 - 国道256号線 -  

道の駅 東白川 - 国道256号線 - 国道257号線 - 道の駅 加子母 -  国道257号線 - 

道の駅 付知 - 国道256号線 - 県道3号線 - 道の駅 五木 - 県道3号線 - 国道256号線 - 

道の駅 きりら坂下 - 国道256号線 - 国道19号線 - 道の駅 賤母 - 国道19号線 -

道の駅 大桑 - 国道256号線 - 目覚の床(目的地)

国道19号線 - 事故現場 - 県立木曽病院 - 事故現場(現場検証) - 被害者宅 - 板金屋さん(馬籠宿)

- 自宅     

 

走行距離 210.5km(推定)

かかった費用  合計 0円

 

ブログ&関連サイト その1 その2 その3 その4

 

行程表

ツーリングマップル中部版 目的地掲載ページ61P L-6

 

内容

■救急車の中

夢を見ていました、、、というか夢なのか現実なのか、分からない感覚です。

夢の中では、私の周りにたくさんの人達が集まってます。

あれ?

私は事故ってしまったのか。

大変だなあ。

 

そう思ってたら、本当に事故を起こしたみたいで、気がついたら救急車の中。

今から思えば、上から自分を見てたような気がするから、幽体離脱ってのをしてて

救出される自分を見ていた、って事なのでしょうか?(汗

 

救急隊の方が私にいくつかの質問をし、意識レベル等を調べてる。

名前、電話番号、住所、親の名前など。

順番に答えて行くけど、何故か今日の日付が思い出せず、7月と答えてしまった・・。

まだ意識がハッキリとしていないのか・・。

 

意識がハッキリしていると自分では思っていても、体はそうでは無いようで、瞳孔が散大と告げられる・・。

おいおい、正常じゃない状態じゃないか!

私は大丈夫!と言いたかったけど、またしても意識を失った感じになる・・。

 

■県立木曽病院

今度気がついたというか、覚えているのは病院の中。

ストレッチャーに載せられて、診断、治療を受ける。

首に頸椎カラーが着いていて、無意識に取ろうと暴れてしまった気がする・・。

 

ドクターからCTスキャンをする事を告げられる。

朦朧とする意識の中で、私は狭い所が嫌いだけど大丈夫か聞くと、MRIじゃないから大丈夫だと

教えてもらう。

ああ、そうか。

MRIとCTの違いを忘れるぐらい、今朦朧としているなあ・・。

 

目をつぶってと言われたので目をつぶったので、せっかくのCTが分からない・・。

たしか、輪っかが動いてたような気がする・・。

機械の音声で、息を吸ってと聞こえたので、息を吸う。

肺の状態を見るのかな?

ところが、息を吸い込むと激痛が走り、深く呼吸ができない・・。

もう一度とアナウンスが流れるけど、痛くてできない。

 

一通りの検査が終わり、入院の手続きをするために待たされました。

入院なんかしたくないけど、この状態では仕方ないか。

とても帰れるような状態では無いし、恐らくグランドマジェスティは・・。

 

天井を見上げて待っていると、額を怪我したおばあさんが声をかけてくれました。

被害者の方だそうです。

全く事故の状況を覚えていないので、教えてもらうと、私が軽トラに突っ込んだとか・・。

何て事をしてしまったんだ・・。

朦朧としてて言葉になってなかったかもしれないけど、謝罪をする・・。

でも、おばあさんはしきりに私の事を心配してくれました。

被害者なのに・・。

なんかよけいに、悪い事をしてしまったんだと、胸が痛くなる。

 

今度は警察の方達が見えました。

4、5人ぐらいだったかな。

改めて事故の状況を聞きました。

やはりグランドマジェスティは廃車の状態のようです。

ここで簡単な取り調べを、受けました。

傷害事件を起こしてしまいましたからね・・。

幸いにも、かすり傷だけで済んだのでよかったですが。

 

話を聞くと、ものすごい事故だったらしい。

軽トラに私がぶつかったらしいのですが、軽トラの運転席側のドアに激突し、

ドアがくの字に曲がって、そのくぼみに私の首が挟まったそうです。

だから首の周りが怪我してる。

 

気がつけば、バイクウェアを着ていない・・。

下着も着けてない・・。

首の周り、胸の辺りからお腹の辺りまでガーゼが着けられている。

意識が無い間に脱がされたのか・・。

 

ドクターの話によると、胸部の打撲や擦過傷はひどいらしい・・。

この記事を書いている現時点ですら、私はまだ見ていないですが、恐ろしいですね・・。

自業自得なわけですが(汗

事故を起こした事もそうだし、胸をはだけて走ってたし・・。

寝覚の床に寄って歩き回って、暑くならなければ・・。

嫌々、今度からは暑くてもきっちりと着込まないといけない。

 

入院手続きも済み、病室のある4Fに運ばれる。

警察の方達から両親に電話連絡してくれた事を教えられ、回復したら現場検証をするから、ここに

連絡してくれとメモを渡されました。

親に迷惑と心配をかけてしまったなあ・・。

 

入院のしおり

 

病室に着くと4人部屋でした。

入院するのは初めて。

今まではお見舞いに病院に行く事があったけど、まさかベッドに寝る方になるとは・・。

相部屋は絶対に嫌だと思ってたけど、カーテンだけの仕切りの割に、とても落ち着いた感じの

いいところでした。

 

万一の時はこれを・・ 自爆ボタン?!(^^ゞ 使う事無くて良かったです

 

テレビあるけど有料&要イヤホン

 

たまには入院してみるのも良いかな。

滅多にできる物じゃないし、病気と違って怪我で入院するだけだから気楽な物。

一泊ツーリングになったなあと、気持ちに余裕が出て来ました。

 

とりあえず体のあちこちは痛いけど、骨折は無いみたい。

原付の事故の時は本当に痛くて、死にそうだったけど、今回の事故の方がひどいのに

そこまでの苦しみ、痛さはありません。

頭、胸部を強打したので、起き上がったり寝たりするのはとても苦しかったですが・・。

 

何人かのドクターから状況を、教えてもらったりしました。

骨折は無い事、とりあえず現時点では大きな異常はない事、頭部、胸部の打撲が酷い事等。

もし手足が痺れたら言ってくれと言われました。

もし脳に出血があったら、、、って事か(汗

 

警察の方達が、現場に散らばった私の荷物を、まとめて持って来てくれたので

ベッドの下などに置いてくれました。

 

グランドマジェスティの遺品?!

 

iPhoneや携帯、カメラ類大丈夫かなあ・・(汗

まだiPhoneは買ったばかりだし、今の収入じゃカメラなんて買えない。

壊れてたらどうしよう。

すぐに確認したいけど、体が動かせないので、どうしようもない・・。

 

保険屋さんにも電話したいけど、書類はあるのかどうか・・。

とりあえず携帯だけ、さっき取ってもらったので、うちの店に事故った事を報告し

休みをお願いしときました。

 

おなかが空いたような気がする。

でも、夕飯は出ないらしい。

私が来た時間が遅かったので、用意できなかったようです。

まぁ、いいや。

こんな状態だし、食べる気分でも無いし・・。

 

もう体も動かせないので、できる事は何も無い。

ただ寝るだけ・・。

 

部屋には時計も無いし、携帯は電源切ったし、時間がわかりません。

トイレに行きたいなあ・・。

看護士さんが、尿瓶?を持ってこようかと言ってくれたけど、それだけは絶対に嫌!

根性で歩いて、自分でトイレに行きましたよ。

 

今日はそんなに飲んでいないので、別にしたくないけど、ギリギリになってから行こうとして

失禁してはシャレにならない。

替えの下着は持って来てるけど、パンツは無いですからね。

 

まずは起き上がらないといけないけど、これが死ぬ程つらい。

首が痛くて動かないんですよ・・。

首を補助するために手を添えるけど、勿論手も痛い。

なんとか体を動かそうと、色々な体制をしてみたりして、時間をかけてどうにか

上半身を起こす事に成功。

今度は足をベッドから垂らさないといけない。

ゆっくりゆっくりと足を動かす。

 

ところがベッドの高さが高過ぎて、この痛めた体で飛び降りるのは危険すぎる。

困っていると丁度、看護士さんが来てくれました。

トイレに行きたいからベッドを下げてもらい、歩くのは困難だと思うので、補助具を持って来てもらいました。

介護の勉強の時に使った、歩行器です。

 

それにしても、今回は介護の勉強が役立ちました。

まさか自分に使うとは、思ってもみませんでしたが・・(苦笑

 

どうにかベッドから降りて、歩行器を使ってゆっくりと進む。

ナースセンターでトイレの位置を聞くと、私の部屋は一番端っこにあるらしく、かなり遠いらしい・・。

まぁ、リハビリになるし、いいや。

ちなみに私の部屋は、303号室。

なんという偶然?!

自宅から一番近い国道303と同じですよ!

 

真っ暗な廊下を、びっこをひきながら、ゆっくりゆっくりと進む。

体のあちこちが痛い・・。

どうにかトイレに到着し、用を足す。

 

また部屋に戻り、ベッドに上がる訳だけど、これがまた地獄ですよ。

どうにか上がって、しばらく休む。

休んでから今度は、寝転ぶ。

これが痛いのなんのって・・。

 

再び眠りにつく・・。

あ、そういえばさっき看護士さんに頼んで、お茶を買って来てもらったんだ。

ジュースが良かったけど、選ぶ手間があるので、無難なお茶にしときました。

そのままでは飲めないと思って、ストローも頼んで。

施設ではいつもストロー使ってましたからね。

 

まずはフタを取るんだけど、鬼のように固い。

こんなに固かったっけ?

普段は何気なく、開けているというのに・・。

 

右手が骨折しているのか、晴れ上がっていて痛い。

力が全く入らないんですよ。

まだ動く左手でフタを回し、右手で押さえ込んで取る事にしました。

何度かやって、やっと取れた。

本当に多くの物が障害者にとって、優しくできていないなあと、こういう時に痛感しますね。

 

話は戻って、寝てました。

もうそろそろ朝かなあと起きていると、ドクターが様子を見に来てくれました。

体温を測ってみると38度・・。

さっき血圧を測ったら、えらい低かったような気がする・・。

50、100ぐらいだったような。

 

自分では熱があるとは思っても無かったけど、熱が出てたんですね。

水枕を持って来てもらいました。

気持ちいい〜。

 

今何時ですかと聞くと、まだ12時をまわったばっかりだって!

ええ!

あんなに寝たのに!!

もう朝だと思っていたのに!

また数時間も寝ないといけないの?!

寝過ぎてしまって、寝れないよ。

する事も無いし・・。

 

病室の天井を見上げて、何時間も過ごす・・

 

仕方ないので、さっきもらったストローで、遊びながら時間を潰す・・。

手元にはこれとペットボトルしか、ありませんから・・。

 

そうだ、ジュースを買って来るか。

1Fに行けば、ジュースの自販機があるらしいし、ちょっとした探検もできる。

 

再び四苦八苦して体を起こし、歩行器を使って外に出る。

エレベーターを使って一気に1Fへ。

1Fに着くと迷宮のようになってて、どこに自販機があるか分からない。

案内図を見ても、自販機は載ってなさそうだし、困ったなあ。

ヘタにうろつくわけにもいかないし・・。

 

困ってキョロキョロしてると、自販機らしき物を発見!

行ってみると何台か並んでました。

しかし、病院の自販機というより、普通の自販機・・。

お金を入れる所が高いし、ジュースが出てくる所も低くて、取るのに大変そう・・。

お見舞客向けの自販機なのかな?

 

せっかくここまで来たので、ペットボトルを買う。

根性を出して、痛いのをガマンしてしゃがんで取りましたよ(-_-メ)

再び病室に着き、苦労してベッドに這い上がり、苦労して蓋を取り、一服。

やれやれ、ジュースを飲むのも命がけだ・・。

 

どうにか眠りにつき、朝を迎える。

 

お腹が減ったなあ。

何時から食事なんだろ。

時間がわからないだけに、何時かわかっても何だけど。

 

ご飯を食べる前にトイレ行って、ついでに顔でも洗って来るか。

別にしたいわけじゃないけど、余裕のある時にトイレに行っといた方がいいですからね。

朝から失禁ではシャレに・・。

 

ようやく朝ご飯が、やってきた!

病院だけあって栄養バランスは良さそうだけど、なんか物足りない感じがするなあ・・。

昨日の朝から何も食べていないので、1日ぶりの食事ですよ。

病院のご飯はマズイと思ってたけど、意外にも普通の味で、おいしく全部頂けました。

ただ、右手が使えず箸が使えないと気付いた時は、泣きそうになりましたけどね。

こんな体になってしまったのかと・・(>_<)

 

生まれて初めて食べる病院の朝食

 

両親は10時ぐらいに来るらしい。

昨日よりは、大分痛みが和らいだ感じがするから、荷物を出してみよう。

ベッドから降りて、iPhoneを取り出す・・。

見た目は大丈夫だけど、問題は動くかどうか・・。

 

触ってみるとちゃんと動いた!

傷も1つも無いし、よく助かったなあ!

まずは設定で飛行機モードに切り替えて、電波をオフ。

バッテリーもまだ半分あるから、遊べるぞ。

 

ねこブログを見たり、ニュースを見たりしました。

まさか入院してるとは、思わないだろうなあ・・。

あとはソリティアをして時間つぶし。

iPhoneがあると便利でいいなあ。

 

セルフ清拭をしました

 

ようやく両親が来てくれました。

私の変わり果てた?姿を見て、やはり衝撃を受けたみたいです。

警察から病院に来てくれと、言われたわけですからね。

バイクで出かけて行って・・。

遺体の確認と引き取りだったとしても、おかしくないわけで(汗

 

着替えを持って来てくれたので、血の付いたシャツを脱いで、新しいのに着替えました。

ドクターの所に退院手続きをしに行くと、昼まで待ってればごはんが出るそうなので

お昼を食べてから退院する事にしました。

病院食を2食も食べれるぞ(^^ゞ

 

昼食はカレーとはベターな 甘口ではなかった・・ 久しぶりにブドウ食べれた(^^ゞ

 

あとはドクターから話を聞いて退院。

奇跡的に軽傷で済んだ事、現時点では異常がないけど、ひょっとしたらCTには出なかった脳出血が

あるかもしれないから気をつける事など。

 

久しぶりに乗る車椅子 喜んで自走したら腕つった・・(>_<)

 

さてと、まずは保険屋さんに電話。

事故の報告をしないと。

その次は警察です。

私が知らない間に両親が根回し?をしてくれたみたいで、すでに話は通っているので警察署に直接

向かいました。

 

■現場検証

事故現場と病院は、すぐ近くのようです。

そして警察署もスグ近く。

病院の近くで事故ったのも不幸中の幸いか・・。

 

警察署に行くと、昨日のお巡りさん達が大丈夫かと、優しく声をかけてくれました。

ありがとうございます!

警察車両に乗って現場の方へ・・。

警察車両に乗るのは、二度目だなあ・・。

 

後ろ座席でもシートベルトをしなければいけないけど、怪我をしているので無理にしなくてもいいと

言ってくれました。

どこかの県警とは大違いですよ。

たかだか60kmで捕まえる、岐阜県警とは・・(-_-メ)

 

事故前後の記憶が完全に飛んでしまっているので、現場がどこかもわからないし、多分着いても

思い出せない気がする・・。

大丈夫なのかなあ。

 

着いてみると、下り坂の先に交差点があり、その先が微妙なカーブをしてる。

警察の方が言うには、道路に黒いオイルのシミが残っている辺りで、ぶつかったんだとか。

私の血じゃなくって、よかった・・。

 

強い日差しがさす中で、現場検証開始。

やっぱり全然、思い出せない・・。

 

多分、何か無いかキョロキョロしてて、気がついた時にはぶつかってたという事だろう。

 

ここは大型車が多く、もし大型車にぶつかってたら死んでた・・。

実際にここは死亡事故の多発地帯で、私を救出してくれた方達は、全く動かない私を見て

死んだと思ったらしいです・・。

そりゃそうですよね。

 

ぶつかったのが軽トラだったのと、右折するためにスピードを落としてくれたので

さらに助かったみたい。

そしてドアにつきささったおかげで、後続車などにはねられる事も無く、助かったと。

全てにおいて、いい偶然が重なり、奇跡的に軽傷で済んだ。

 

あとは人身事故になるので、調書を取られました。

自分に非がある事を認め、相手に非が無い事も認める。

あと他にも項目があったけど、何だったかなあ?

出してた速度や、犯罪者?の権利を聞いたというのがあったか。

 

それから免停になる事も言われました。

本当はギリギリ免停にならないように、してもらえたのですが、岐阜県警に60km以下で走って

20kmオーバーで捕まったのがありますからね・・(-_-メ)

それでも、講習を受ければ、1日乗れないだけで済むらしいですが。

 

この私が免停だなんて、情けない・・。

極悪人の犯罪者達と一緒に、この私が講習を受けるんですよ!

信じられない・・。

 

現場検証が終わったので、今度は被害者宅へ向かう・・。

謝らないといけないのは勿論、被害者側の調書も取らないといけないらしいので。

 

そうそう、両親も現場に来て、警察の方から状況を聞いてました。

奇跡的に助かったという事を聞いて、喜んでましたよ。

 

■被害者宅に謝罪へ

私は両親の車に乗って、警察車両に先導されながら、被害者宅に向かう・・。

まわりは、とても静かな昔からある集落みたい。

初めて来る所だけど、懐かしい感じがしますね。

 

被害者宅に到着。

菓子折りを持って両親と警察の人達と入ると、笑顔で昨日病院であった、おばあちゃんが出迎えてくれました。

中に入るとお茶とお菓子まで出してくれて、ご夫婦で迎えてくれましたよ。

とても優しい人達・・。

 

改めて被害者のご夫婦の口から、事故の状況を聞きました。

警察では到着後の状況しかわからないけど、被害者の方達は事故直前から、わかってますからね。

それによると、軽トラに向かってくるバイクを発見し、危ないと思って速度を落とした途端に

ぶつかった。

 

旦那さんは無傷で、奥さんは額を切って、腕をぶつけてしまったみたい。

他の車の人達も出て来て、大丈夫かと軽トラに突き刺さった私を出そうとしたけど

全く返事もないし、動きもしない。

死んでしまったのか・・。

 

ご主人がヘルメットを取ろうとヒモを外すと、私が返事かなにかしたらしい。

どうやら生きているようだ。

皆で道路端に運び出し、救急車を呼んだけど中々来ない。

しばらくしてから、ようやく救急車が到着して運ばれたそうですよ。

 

いやはや、多くの人達に助けられて、何と言ったら良いのか。

嬉しいですね。

 

被害者の方も、警察の方もいい人ばかりで、温かい気持ちになれました。

帰り際には、また来てねと言ってくれ、門まで出て見送ってくれましたよ。

もう一度バイクに乗って、回復した姿を見せてあげたいですね。

もう一度来れるように、iPhoneに登録しておきました!

 

■グランドマジェスティ

いよいよ最後は、グランドマジェスティの廃車です・・。

現場は木曽何ですが、近くにはレッカーしてくれる所が無かったのか、岐阜県の馬籠の板金屋さん

の所にグランドマジェスティが、あるそうなので廃車を頼みに行かないといけません。

警察の方の話だと、前タイヤが取れてしまって、修理できる状態では無いとか・・。

悲しいなあ・・。

 

国道19を南下していく。

ずっと景色を見ていたけど、何だかとてもきれいな景色に見える。

また来たいなあ。

そうは思っても、もう来れないんだっけ(>_<)

 

今日は平日だというのに、バイクが多い。

私も行きはバイクできたというのに・・。

なんか複雑な気分でしたね。

 

ようやく国道256に到着し、警察からもらった地図を頼りに板金屋さんを探す。

ここは以前、馬籠宿にグランドマジェスティで来た所ですよ。

まさかここが、グランドマジェスティとの別れの地になるとは・・。

 

地図では、おみやげ屋さんが目印になってるけど、そんなものが無い!

他にも公園らしい物があるけど、それもないし分かりません。

尺度も書いてないから距離感がつかめないし、住宅地図はアカン!(-_-メ)

結局、そば屋さんに聞いて、怪しいと思ってた上り坂を上がって発見。

ここか・・。

 

板金屋さんだけど、馬籠宿という事で古めかしい作りになってましたよ。

中に入ってみたけど、誰もいない・・。

しばらくして、ここの方が現れたので事情を説明し、グランドマジェスティのところに連れてって

もにいました。

 

これが板金屋さん 逆光で見にくい・・

 

変わり果てたグランドマジェスティ・・。

言葉が出ないですね。

たしかにこれは、修理できず廃車しかないか・・。

残念だけど(>_<)

 

これはヒドイ・・ ちなみにiPhoneで撮影

 

書類を作ってもらう間に、別れをしときました。

写真を撮ったり、ハンドルをにぎったり・・。

昨日までは普通に運転してたのに、こんなことになるなんて。

 

スクリーンが無くなってる・・

 

後ろはキレイに残ってる

 

正面はグチャグチャ

 

シートが取れてしまってる・・

 

運転席周り

 

全体図

 

2回私の命を救ってくれたヘルメット

 

最後に無理を言って、グランドマジェスティの形見にとエンブレムを切り取ってもらいました。

それから私を守ってくれた、ヘルメットなども。

 

バイクではJAFの会員ではないけど、車ではJAFに入っているので会員価格でやってもらえました。

レッカー料が高くて22000円・・。

あとは廃車料5000円、ナンバーの処分が5000円。

仕方ないかあ・・(>_<)

 

グランドマジェスティを残し、車に乗り込む・・。

今日までたくさん走ってくれて、ありがとう。

私を守ってくれて、ありがとう。

でも、さよならは言わない・・。

 

■自宅へ

あとは帰るだけ・・。

奇麗な夕日を見ながら走る。

 

これが最後のツーリングになってしまったのか。

もうこれで海を見ることも、スタンプラリーをすることもできないのか・・。

とても悲しいけど、命が助かっただけでも、ヨシとしないといけない。

 

グランドマジェスティには可哀想な事をしたけど、お金なんてのは命があれば、

体が大丈夫であれば、取り返せるもの。

時間はかかるけど・・。

また今度があるさ!

 

来年になるか再来年になるかは分からないけど、大型でも取って、新しいバイクを買って

華麗に復活すれば良い。

 

ねこブログに事故の事を書いたら、ビッグニュースになるだろうなあ。

ねこHPの更新、どうしよう・・。

これからの事故処理も大変だなあ。

仕事の復帰は、いつになるだろう。

まだまだ問題は山積みだ(>_<)

 

高速道路を使って帰る事になりました。

そういえば今年は、高速道路全然使わなかったなあ・・。

こんな事になるんだったら、もっと使えば良かった・・。

 

悲しいけど、仕方ないですよね。

時間はかかるだろうけど、復活する日を信じて、がんばっていきたいと思います。

 

今まで、ねこHPを読んでくれて、ありがとうございました!

 

前へ リストへ