野麦峠&御嶽山 2014.9.29 Part3

DATA

 

ここはいろいろなものが多いけど、まずは御嶽山!

展望台があるんですよ。

 

とても広い展望台 実は資料館の屋根というか、屋上

 

、、、御嶽山の展望台かと思ったら、乗鞍岳の展望台でした。

それなりの立派な山だけど、噴火を期待していただけにガッカリですね。

他の日も、みんな御嶽山のことを言ってました。

時の人ならぬ、時の山だ。

 

展望台からの乗鞍岳 さっき県道から見たのと変わらない?(汗

 

乗鞍岳も、中々見応えのある山だね

 

沼? 東北旅行で行く予定だった五色沼を思い出す(>_<)

 

■涙の資料館

展望台の下、、これが資料館

 

いよいよ、資料館に行きますよ!

以前も来たことがあるけど、入館料が500円と高く断念しましたが、今回は頑張って入ります!!

 

営業案内

 

パンフレット 今はやっていないメニューが 最近、変わったのかな?

 

こちらが、資料館のパンフ

 

入場チケット

 

紹介文には、"峠の資料館"とあるけど、野麦峠を紹介する資料館では無いのか?

このあたりが曖昧ですが、中に入ると、もっと曖昧になってました。

うーむ(汗

 

資料館入り口 何のことか分からなかったけど、"峠"の漢字の成り立ちみたい

 

一般的と言われても、一般の人たちは全く気にもしてないと思う(汗

 

峠の呼び方が、地方によって違うの? 意味わかんない(汗

 

これまた滅多に咲かない花の実が語源とは

 

入場チケットをもらって中に入ると、係員のおじさんから、中で映画やるから見てってよと案内してくれました。

野麦峠を有名にした、昔の映画、"ああ、野麦峠"が見れる?!

 

女の子がご案内? 女工を再現したもの?

 

野麦峠に来たら、これを見なきゃ来た意味が無い!

、、、しかし、時間が無いので、悩んでいたけど、こう言われたら見るしか無い(汗

 

これが劇場版の、ああ野麦峠

 

上映室は、かなり広くて椅子がいっぱいだけど、居るのは猫一匹。

さっき団体さんが出て行ったばかりらしいけど、私一人でも上映してくれるのか。

親切だな。

、、、まぁ、部屋は広くてシアターぽい?けど、実際は少し大きなテレビでDVDを見るだけなんですけどね(汗

 

上映室は広い! プロジェクターもあるのに何故テレビ?(汗

 

せっかくだし、一番前、、テレビだから、真ん前じゃ無いと見えないと思う(汗

映画とはいえど、時間的に20分に短縮されたダイジェスト版。

その方が、見る方としてもいいか。

 

有名な人が多い! 亡くなっている人も・・

 

ところが、このダイジェスト版は、ダイジェストというよりも、適当なところを切ってつないだだけのもの。

編集されていないに等しいから、全く話が分かりません。

ただ単に若い女の子が、長野県の織物工場に集められて、酷い環境の中で働いてたってこと。

うーむ。

 

後から聞いた話では、12歳の女の子ばかりが5000人も集められたそうです。

飛騨高山はもちろん、福井や滋賀、遠方からも来てたそうですよ。

車のある現代ならともかく、徒歩が当たり前の明治時代に・・。

 

係員の方の説明を受ける、団体客 私も混ざるぞ!

 

男尊女卑を通り越して、奴隷に近い。

ダイジェスト版だから何とも言えないけど、男と言えば怒り狂って、働らかんか!!そこ、何やっている!!と

鬼の形相で喚き散らして、怒るだけ。

いくら女の子ばかりとはいえ、よく反乱が起きなかったものだなと思いますね。

 

これだけ若い女の子が多いと、よからぬ事を考える男がいるのも必然・・。

今の時代でも十分あるだろうけど、男尊女卑以下の時代なら、それはなおさら・・。

何せ女の子なんて、道具扱いですから・・。

フィギュアにエロいこと?する感覚で、働いてた女の子を見ていたかも・・。

映画でも、そんなシーンがちらっと出てました( ̄。 ̄;)

 

ただ、さっきの資料館のおじさんの話に寄れば、映画で悲惨なイメージがついてしまったけど、事実は決して

そうではなかったと、力説されてましたね。

見終わった後に外に出たら、ちょうど団体さん相手に解説をしていたから、横から何食わぬ顔して団体に混ざって

盗み聞きしました( ̄∇ ̄|||)

 

過酷な重労働、長時間勤務があり、中には倒れて亡くなる女の子も少なくないのは事実。

しかし、そんな中でも恋愛があったり、青春があったことが分かる手紙があったそうです。

 

給料も安いながら出ていて、それなりの楽しみもあったそうです。

平均すると年収25円ぐらいだそうですが、物価的には悪くなかったとか。

昔なのに能力性の給料で、いい糸を沢山作るほど上がり、優秀な人を100円工女と呼んでたそうです。

100人に一人かそこらしか、なれなかったそうですよ。

Wikipedia

参考サイト

 

映画に出てくる主人公が、その100円工女。

稼ぎもいいし、いろいろと楽しいこともあったんでしょうね。

 

しかし、野麦峠というのは基本的に悲しいところ、悲しい話。

主人公の女の子は12歳から働き始めるけど、20歳で亡くなります・・。

いくら稼ぎ頭の100円工女でも、会社からすれば、部品の一つでしかない。

優秀な人を大切にしないというのが、全く理解できませんが、当時としては使えなくなったら人であっても

捨てればいいという考え・・(`Д´)

 

実家に、娘が病気で使えなくなったから、引き取りに来いと電報がいく。

峠をいくつもこえて、徒歩で迎えに行く家族は、どんな気持ちだったのでしょうね。

ちなみに、お兄さんが迎えに来たそうですが、妹と年が離れた30歳とのこと。

 

妹である主人公を背中に担いで、峠道を行く・・。

歩くだけですら大変なのに、担いで行くんですよ。

さっきまで、バイクで遠い遠いと言ってた来た道を、女の子とはいえ担いで歩くのか・・。

信じられないけど、それが実際にあった話なんですよね・・。

 

そして、この野麦峠にさしかかったところで、主人公の女の子が亡くなってしまう・・。

その時の、お兄さんの気持ちを思うと・・(>_<)

 

いくら昔でも、家族の遺体を峠に放置するわけには、いきません。

季節が冬だったことが幸いし、そのまま遺体となった妹を背負って、家に帰ったそうです。

遺体になってるから、流石に昼間動くのはまずい。

夜になるのを待ち、夜だけ歩いて一週間ぐらいかけて、ようやく帰宅。

その時の気持ちを、思うと胸が締め付けられますね。

映画や小説の話ではなくて、これが実話だなんて・・。

 

係員のおじいさんの話は、まだまだ続く。

悲しいイメージが強い野麦峠の女性たち。

しかし、体が鍛えられたからなのか、長生きした人が多かったそうです。

今は労働環境が少し?ひどいと簡単に鬱になったり、自殺するけど、それを思うと今の人たちってゆとりを通り越して

どんだけ貧弱なんだろうとさえ、思ってしまいますね。

 

それにしても、昔の女性は凄い。

人権が無かった頃の女性は凄くて、人権が確立されてからの女性は大きく退化?したのは皮肉でしょうか・・。

女性の地位向上が叫ばれているけど、逆に女性が悪くなるだけの気がしますが、気のせいでしょうか・・(汗

 

それにしても、感動的というか、いい話を聞けましたね。

こりゃ、ここまで来た甲斐がありますよ!

嫌が応にも気分は上がる。

 

■なんじゃこりゃ? 資料コーナー

館内の様子 3フロア構成だけど、順路も無く分かりにくい・・

 

うーん。

最初に書いてしまいますが、感動したのは最初、、、係員のおじさんの話が無かったら、ここは来る価値の無い所でしたね。

お金返せレベルの所でした(汗

 

フロア案内 このエリア名の名付け方からして(汗 ほのぼの、どきどきって(汗

 

説明 これがないとチンプンカンプンだ(汗

 

入ってすぐこそは、映画の野麦峠の資料コーナーが有り、さっきの話を聞いた直後とあって、余韻にもひたれて良かったです。

話のあらすじが無かったので、分かりにくいというか、それが残念でしたけどね。

 

岐阜市のって八代映画社か 岐阜の学校で映画をするときは、必ず来てた業者さん 岐阜の人で知らない人は居ない?

 

これだけ厳しかったのは、戦争と直結していたから?

 

私が生まれる前の映画だけど、テレビで見たことがある気がする。

子供の頃だし、全く覚えてないし、ひょっとしたら似た?違う映画かもしれないけど。

 

映画のワンシーン 時代が時代だけにモノクロ写真か 私が赤ちゃんの頃まで白黒はまだあったみたい

 

パンフレットか何かだろうか? こちらは普通にカラーだ

 

次のコーナーに進みたいけど、順路が無い。

どっちから行けば、いいんだろ?

 

あちこちに絵画が飾られている 正直怖い・・

 

人形も各コーナーに一体ずつ配置されているが・・ 各コーナーのテーマに沿ったものらしい

 

とりあえず、片っ端から撮って、帰ってから適切な?順序を決めて掲載すればいいか。

、、最初こそは、そう思ってたんですけどね(汗

 

かたりべエリアか ここで映像が見られる ヘッドホンがえらい年代物の気が・・

 

子供向け?のコーナーも 巨大パズルだけど、重くないのだろうか?

 

安心感と緊張感 絶望感しか無いような気がする・・

 

ここは、何の資料館なんだろう?

それが感想。

野麦峠の資料館なのか、峠の資料館なのか分からない。

というより、私が見て感じたのは、よくある民俗資料館だと思いました。

 

昔の乗り物の紹介

 

何気に怖い絵画・・

 

峠のお地蔵さんに、祈りを捧げる少女 それにしても怖い・・

 

この野麦峠地方、、、こんな山奥の山奥では、流石に人は住めなかったから、飛騨地方の人々の当時の生活を

紹介したのが、この野麦峠資料館じゃないのか。

そうなると全国の中で唯一の"峠の資料館"というのが嘘、、、間違いでは無いのかと、思いますね。

別に私は峠マニアじゃないからいいけど、峠マニア(居るのか?)が楽しみにしてここまで来たなら、大暴れしても

しかたないと思う・・。

 

峠と関係あるのか?(汗

 

ごっつお! 子供の頃におばあさんが、そう言ってた気がする

 

民宿とかで、こういうお膳で運ばれてくるよね 昔のねこ家にも、こういうのがあったそうです

 

明治時代なんて、冷蔵庫も無かったから、魚とか食べれなかったんでしょうね

 

民俗資料館と大差ないから、本当に写真を撮るだけ。

民俗資料館は多く見てきたし、このテのものはいっぱい見てきてるから、大して珍しいものでも無い。

懐かしさでもあれば、また違った楽しみ方もあるだろうけど、時代が違いすぎてそれもないですし。

 

お酒用品も ディンプさんが唯一、興味を示しそうなコーナー(汗

 

お弁当を食べる少女 食べてないやんけ!という突っ込みは駄目?(汗

 

団体さんも来てたけど、少し見ただけで、まだまだ残っているのに帰る始末。

おいおい、お金もったいなくないのか(汗

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